ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 会話集 前編
会話集
序章】 【1章】 【2章】 【3章】 【4章


4章

  1. 4章


  2. 場所移動 会社

    あやしろしょうじの ロビーです。

  3. 調べる 辺り

    あやしろしょうじの ロビーです。

  4. 調べる 辺り

    あやしろしょうじの しゃいんが ひとり
    とおりかかりました。

  5. 呼ぶ 社員

    社員:はい。 なにか・・・

  6. 聞く 二郎の事

    社員:しゃちょうとは せいはんたいの
    社員:うちに つよさを ひめたかたです。
    社員:それに とてもれいせいな かたでして・・
    社員:しゃちょうが なくなられたときでも
    社員:ほとんど うろたえたようすは
    社員:かんじられませんでした。

  7. 聞く 神田の事

    社員:とうしゃの そうだんやくですよ。
    社員:やくいんたちからも いちもく
    社員:おかれている とても ゆうしゅうな
    社員:かたのようですね。

  8. 聞く 完冶の事

    社員:ほんとうに おきのどくな ことでした。
    社員:やっと あたらしい けいかくの めどが
    社員:ついた ところでしたのに・・・

  9. 聞く 会社

    社員:かいちょうと しゃちょうが なくなられて
    社員:せんむを はじめとする やくいんたちの
    社員:てで うんえい されています。

  10. 聞く 噂

    マイク:しゃちょうと せんむは かいしゃないで
    マイク:たいりつしていたと いうことですが・・・

    社員:ちょっと! みょうなことを いわないで
    社員:くださいよ!
    社員:そんな しつもんに
    社員:こたえられるわけ ないでしょう!

  11. 聞く 気づいた事

    社員:あっ そうだ、 おきゃくさんを
    社員:またせてたんだ。
    社員:あのう、 あまりじかんが ないんですが・・
    社員:すみません。おきゃくさんを
    社員:またせてますので もうこれくらいで
    社員:かんべんしてください。

    しゃいんは いってしまいました。

  12. (聞く or 呼ぶ 社員)

    しゃいんは いってしまいました。

  13. 調べる 辺り

    ほかにも すうにんの らいきゃくが
    ロビーに いるようです。

  14. 聞く

    きゃくどうしの はなしごえが
    きこえてきます。

  15. 聞く

    マイク:なにを はなして いるんだろう?

    客A:・・・しかし なんですね、 ここの
    客A:せんむも あぶないところでしたね。

    客B:まったくですな。 あのしゃちょうの
    客B:けいかくが もし じつげんしておれば・・
    客B:いまごろは せんむとしての たちばすら
    客B:あやうかった でしょうな。
    客B:しょうじきなところ はんにんには・・
    客B:かんしゃ してるんじゃ ないでしょうかね。

    客A:しっ! だれかに きかれますよ!

    マイク:!・・・・・・

  16. 調べる 辺り

    さっきの しゃいんは きゃくとの
    しょうだんが おわったようです。
    なにかの しょるいを うけとっています。

  17. 呼ぶ 社員

    社員:あなた まだ いらっしゃったんですか?
    社員:いま しごとちゅう なんですけどね・・・

  18. 聞く 噂

    社員:ちょっと! やめてくださいよ!
    社員:せんむのみみに はいりでもしたら・・
    社員:あっ! せんむ! おはようございます!

    じろうが とおりかかりました。

    社員:せんむ! こちらが もうしておりました
    社員:しょるいで ございます。

    二郎:ああ そのしょるいは
    二郎:わたしの つくえまで もっていってくれ。

    社員:かしこまりました。

    しゃいんは いってしまいました。

  19. 聞く アキラの事

    マイク:アキラさんは ゆいごんこうかいのひ
    マイク:だれかと あっていたようですが
    マイク:じろうさんじゃ ありませんか?

    二郎:わたしが? アキラと あう?
    二郎:じょうだんじゃない。
    二郎:あんなやつと はなすことなど
    二郎:なにもない。

  20. 聞く 完冶の事

    二郎:にいさんは もう しんだんだ。
    二郎:これいじょう なにを はなせと
    二郎:いうんだね。

  21. 聞く 噂

    二郎:だれから きいてきたのか しらんが・・
    二郎:かりに それが ほんとうのこと
    二郎:だとしても どうだって いうんだ?

  22. 聞く 気づいた事

    マイク:アキラさんが ようぎしゃ ということに
    マイク:なりましたが そのことで なにか
    マイク:きづいたことは ありませんか?

    二郎:やつが なにをしようが わたしの
    二郎:しったことじゃないね。
    二郎:いまさら はんにんが だれであろうと
    二郎:かんけいないね。
    二郎:きみが なにをいいたいのか わかったよ。
    二郎:わたしが アキラを そそのかして
    二郎:にいさんを ころさせたと
    二郎:おもってるんだろう?
    二郎:ふん、 たいした すいりだね。
    二郎:どう おもおうと きみのかってだが・・・
    二郎:きみの たんていごっこに つきあうのは
    二郎:まっぴらだよ。
    二郎:もう あうことも ないだろう・・
    二郎:どうしても また あいたいって
    二郎:いうのなら・・・
    二郎:しょうこでもなんでも みつけてくれば
    二郎:いいさ。
    二郎:もっとも あればの はなしだがね。

    じろうは いってしまった。

  23. 場所移動 明神駅

    みょうじんえき です。
    むらびとたちが あおざめたかおで
    カンジのことを あれこれ うわさしています。

    駅員:お、 おそろしいことになってしまいました!
    駅員:むらびとたちが よみがえった キクさんの
    駅員:すがたをみた、 といって さっきから
    駅員:おおさわぎなんですよ。

  24. 呼ぶ 辺りの人

    村人:わしらのはなしは ほんとうだったべ!?
    村人:キクさんは よみがえりなさっただ!
    村人:キクさんが はかから ででくるのを
    村人:みたというもんもおるだ! おそろしやー

  25. 聞く 伝説

    村人:でんせつは ほんとうじゃった!
    村人:じゃが これだけじゃあねえ
    村人:あやしろけには これから もっと
    村人:おそろしいことが おこるにちげえねえだ!

  26. 呼ぶ 駅員

    駅員:はっ? なんの ごようですか。

  27. 聞く 気づいた事

    駅員:えーっと なにか いおうと
    駅員:おもっていたんですが・・
    駅員:なんでしたっけ?

  28. 聞く ユリの事

    駅員:あっ! そうそう
    駅員:ユリさんかどうかは わかりませんが、
    駅員:じょうひんな ごふじんが たったいま
    駅員:あやしろけのほうに いかれましたよ。

  29. 場所移動 綾城家

    あやしろけの げんかんです。

    茜:はまさま。
    茜:かおりさまが おみえですが。

  30. 場所移動 居間

    あやしろけの いまです。

    かなしみに うちひしがれた カンジのつま
    あやしろ かおりが めのまえにいる・・
    ゆうめいな ファッションデザイナーである
    かのじょは たったいま パリから
    きこくしたばかりだ。

  31. 調べる どこ?

    かおりが アキラを おもうきもちは
    いたいほど わかる・・・ アキラをさがす
    てがかりでも あれば なぐさめのことばの
    ひとつも かけてやれるのに・・・

  32. 聞く アキラの事

    香:アキラじゃ ありません!
    香:あのこに こんな おそろしいことは
    香:できないわ!
    香:アキラは はんにんなんかじゃない!

  33. 聞く 完冶の事

    香:しごとひとすじの しゅじんは かていを
    香:かえりみない おっとだったかもしれません。
    香:でも・・ こんなことに なるなんて・・・

  34. 聞く アリバイ

    ゆうめいな ファッションデザイナーである
    かのじょは たったいま パリから
    きこくしたばかりだ。

  35. 聞く 気づいた事

    香:そ、 そうだわ!
    香:あなた たしか たんていさんだったわね、
    香:アキラを さがしてちょうだい!
    香:わたしには もう アキラしか いないの!
    香:ねえ! おねがい!!

  36. 聞く アキラの事

    香:あっ! そ、 そうだわ。
    香:ねえ、 たんていさん! これを・・
    香:これを みてちょうだい!

    マイク:え? これは・・・?

    香:これは アキラの しゃしんです。
    香:かなりまえに とったものなので ちょっと
    香:かんじが ちがってますが・・・

    マイク:これは じゅうような てがかりだ!
    マイク:わかりました まかせてください!

    香:どうか これで・・ おねがいします!
    香:ううっ・・・

    アキラのしゃしんを
    あなたに てわたすと
    たえきれなくなったのか・・
    かおりは いってしまった。

    マイク:おや?
    マイク:このかお どこかで みたような・・・

  37. 場所移動 キクの寝室

    キクの しんしつです。

    善蔵:はまさま、 あれいらい きになって
    善蔵:タバコいれを さがしているのですが・・

  38. 聞く キクの事

    善蔵:いまにしておもえば、 なぜ キクさまの
    善蔵:ごいたいを もっと くまだせんせいに
    善蔵:しらべていただかなかったか と
    善蔵:くやまれます。
    善蔵:キクさまのことといい、 こんかいの
    善蔵:カンジさまに いたしましても、
    善蔵:あまりにも ふしぜんなところが
    善蔵:おおすぎるように おもえてなりません。

  39. 聞く タバコ入れ

    善蔵:どうしても みつかりません。
    善蔵:やはり アキラさまが どこかへ
    善蔵:もっていかれたのでしょうか?
    善蔵:あかねにも きいてみたのですが、
    善蔵:しらないようです。

  40. 場所移動 居間

    あやしろけの いまです。

  41. 取る 電話

    マイク:もしもし・・・

    あゆみ:あっ そのこえは まいく くんね。
    あゆみ:みつかったわよ、 れいの こっとうひん!

    マイク:!・・・・・・

    あゆみ:となりまちの こっとうひんやに
    あゆみ:あやしろけの かもんのはいった つぼが
    あゆみ:あったの。
    あゆみ:おみせのひとの はなしだとね・・・
    あゆみ:22、3さいくらいのおとこから
    あゆみ:かいとったものだといってたわ。
    あゆみ:それと もうひとつあるの。
    あゆみ:キクさんが しぬ すこしまえにね・・・
    あゆみ:アキラをのせた くるまを みかけたという
    あゆみ:アキラのともだちの しょうげんがあったの。
    あゆみ:うんてんしていたのは 40さいぐらいの
    あゆみ:おとこのひとだったと いうことよ。

    マイク:やはり こっとうひんを ぬすもうとした
    マイク:アキラによる とっさのはんこう なのかな?
    マイク:それにしても アキラは だれと、
    マイク:なんのために あっていたんだろう?

  42. 場所移動 熊田医院

    くまだ いいんです。

    熊田:おお きみか、 たったいま カンジの
    熊田:かいぼうの けっかほうこくが あったぞ。

  43. 聞く アキラの事

    熊田:カンジのしたいのそばの カギからは
    熊田:アキラのしもんしか でんかったことぢゃし、
    熊田:けいさつは ひきつづき アキラを
    熊田:さがしとるようぢゃが・・・

  44. 聞く 完冶の事

    熊田:それが ちと みょうなんぢゃ。
    熊田:けいさつの はなしによれば カンジは
    熊田:ナイフで さされたときは もうすでに・・
    熊田:しぼうしていたであろう、 ということが
    熊田:はんめいしたらしいんぢゃ。

    マイク:えっ? じゃ アキラのてによる とっさの
    マイク:はんこうでは なかったということですか?!

    熊田:まあ、 そういうことぢゃな。 ところが、
    熊田:ナイフのきず いがいに しいんとみられる
    熊田:がいしょうは なにも みあたらんそうぢゃ。

  45. 聞く 気づいた事

    熊田:そうぢゃのう・・・
    熊田:おまえさんが いま きておるシャツの
    熊田:サイズが ちょっと あっとらん、
    熊田:それくらいかのう・・・

  46. 思い出す

    マイク:? そういえば あゆみちゃんも
    マイク:このはんそでのシャツは ぼくのじゃないと
    マイク:いってたっけ・・・
    マイク:あまちさんが かしてくれたのかな?

  47. 場所移動 天地の部屋

    あまちの へやです。

    天地:どうだい、 きおくは もどったのかい?

    マイク:いえ・・・まだ かんぜんじゃないようです。

    天地:そうか・・・

  48. 聞く 綾城家

    天地:たいへんな じけんだね・・・
    天地:しかし、 ぼくは きみのことのほうが
    天地:しんぱいだよ。きをつけるんだよ。

  49. 聞く 自分の事

    マイク:あの、 このシャツ もしかして・・・

    天地:えっ? ああ そのふくのことかい。
    天地:そのシャツは ぼくの いとこのものなんだ。
    天地:きみの シャツは ひどく
    天地:よごれていたので クリーニングに
    天地:だしてしまったんだ。 もどってくるまで
    天地:そいつを きていて くれないか。

  50. 聞く 気づいた事

    天地:なにか きみの ちからに なれれば
    天地:いいんだけど・・・

  51. 聞く 気づいた事

    天地:ぼくも きみのことで なにか わかったら
    天地:すぐに しらせるよ! だからきみは
    天地:あのがけで てがかりに なりそうなものを
    天地:さがしてごらん。 あきらめちゃだめだ!

  52. 場所移動 崖の上

    ほんとうに ぼくは あのひ なんのために
    ここへ やってきたんだろう。
    ・・・いや、 それどころか
    ここへきたということさえ おもいだせない。

  53. 調べる 辺り

    マイク:てがかりになりそうな ものなんて
    マイク:やっぱり なにも みつからないなあ。
    マイク:あまちさんは ああいってたけど・・・

  54. 場所移動 天地の部屋

    あまちの へやです。

    天地:どうだった?
    天地:うなかみのがけで てがかりに
    天地:なりそうなものは なにか みつかったかい?

    マイク:・・・・・・

  55. 聞く 気づいた事

    天地:なにか きみの ちからに なれれば
    天地:いいんだけど・・・

  56. 聞く 気づいた事

    天地:ぼくも きみのことで なにか わかったら
    天地:すぐに しらせるよ! だからきみは
    天地:あのがけで てがかりに なりそうなものを
    天地:さがしてごらん。 あきらめちゃだめだ!

  57. 聞く 気づいた事

    マイク:それが 、いってみたんですが やっぱり
    マイク:なんの てがかりも ありませんでした・・・

    天地:そうか・・ざんねんだったね・・・
    天地:ん? ちょっと まってくれよ・・・!
    天地:そういえば・・・ そうそう おもいだした!
    天地:きみは きを うしなっていたとき
    天地:うわごとで しきりに・・・
    天地:おまもり・・が どうのこうのって
    天地:いってたよ。 どうだい? なにか
    天地:こころあたりは あるかい?

    マイク:おまもり???

  58. 聞く お守り

    マイク:おまもり・・・って いってたんですか?

    天地:そうだ。 たしかに そういってたよ。
    天地:あのようすじゃ よほど きみにとって
    天地:たいせつな ことなんじゃないかな?

  59. 場所移動 崖の上

    がけのうえには あの ろうじんではなく、
    うつくしい じょせいが たたずんでいた。
    まえに へいきちろうじんが いっていた
    おんなのひと なのだろうか?

    マイク:あの、 ちょっと すみません。

    女:え・・・わたくしに なにか・・・?

  60. 聞く 女の事

    マイク:あの しつれいですが、 あなたは?・・・

    女:わたしは ふじみや ゆきこ といいます
    女:こんなところで なにをしているのかって
    女:おもわれちゃったかしら・・・
    女:わたしは ここで ひとをまってるだけ・・
    女:けっこんの やくそくをした こいびとを
    女:まっているの。 ふたりの おもいでの
    女:ばしょ・・・この うなかみのがけで・・・
    女:かれは まちをでてゆくとき こういったわ。
    女:かならず せいこうして きっと
    女:むかえにくるって・・・そして ことしが
    女:その やくそくのとし なの・・・

  61. 聞く 綾城家

    雪子:!あやしろ・・・ですって?
    雪子:あなた あやしろけの かたなの?
    雪子:わたしが まっているひとっていうのは・・・
    雪子:あやしろ かずと っていう なまえなのよ!

    マイク:?! あやしろ かずと・・・?

  62. 聞く 和人の事

    雪子:わたしと おなじ となりまちに かれは
    雪子:ははおやと いっしょに すんでいたわ・・・
    雪子:かれの おかあさんが なくなられたあと
    雪子:ほうりつかになる といって まちをでたの。

  63. 場所移動 綾城家

    あやしろけの げんかんです。

  64. 聞く 親戚

    善蔵:せんじつ じろうさまは けいさつへ
    善蔵:じじょうちょうしゅ のために しゅっとう
    善蔵:なさったようです。 しかし アリバイが
    善蔵:せいりつした ということですので・・
    善蔵:いまごろは おしごとに はげんで
    善蔵:いらっしゃることでしょう。
    善蔵:けいさつも なにを いいだすことやら。
    善蔵:よりによって じろうさまをうたがうとは・・

    マイク:・・・・・・

  65. 聞く 和人の事

    マイク:ぜんぞうさん。 あやしろ かずと って
    マイク:ごぞんじですか?

    善蔵:ど・・・どこで そのなまえを!?
    善蔵:いえ、 かくしていたわけではないのですが、
    善蔵:じつは かずとさま というのは
    善蔵:ユリさまの おとうと なのですよ。

    マイク:! ユリさんには きょうだいが・・・?!

    善蔵:はい。 しかし キクさまの ほんとうの
    善蔵:おこさまでは ないのです。
    善蔵:だんなさまは あやしろけの せきにいれて
    善蔵:わがことして そだてられました。

    マイク:このやしきに すんでおられたのですか?

    善蔵:はい。 かずとさまと その ははおやは、
    善蔵:とうじ このやしきの はなれに
    善蔵:すんでいらっしゃいました。 ところが・・
    善蔵:だんなさまが なくなられてからは
    善蔵:キクさまに うとまれて、 このやしきから
    善蔵:でていかれました。 いまごろ どこで
    善蔵:どうなさって おられることやら・・・
    善蔵:かずとさまと ユリさまは ほんとうに
    善蔵:なかのいい ごきょうだいでした。
    善蔵:いえを でられるときも ユリさまは
    善蔵:かずとさまが きがかり でしたでしょう・・・
    善蔵:・・・はまさま、
    善蔵:かずとさまなら ユリさまの いどころを
    善蔵:ごぞんじかも・・・しれませんね。

  66. 聞く お守り

    善蔵:おまもり? はて、 なんのことでしょう?
    善蔵:ちょっと こころあたりが ございませんが。
    善蔵:ところで まいく さま。
    善蔵:かずとさまのことを どなたから
    善蔵:おききになられたのですか?

    マイク:かずとさんの こんやくしゃ だという
    マイク:ふじみや ゆきこ という じょせいから
    マイク:きいたんです。 かずとさんは ことし
    マイク:どこからか もどってくるそうです。

    善蔵:さようですか。
    善蔵:キクさまの なくなられたとしに
    善蔵:もどられるとは なにか
    善蔵:いんねんめいたものを かんじますね・・
    善蔵:はまさま。
    善蔵:そろそろ さいしゅうでんしゃの
    善蔵:おじかんのようですよ。

  67. 場所移動 空木事務所

    あゆみ:おかえりなさい、 まいく くん。 じつは
    あゆみ:わたし あなたに でんわしたあと、
    あゆみ:アキラが よく でいりしていたという
    あゆみ:スナックへ いってみたの・・
    あゆみ:そこで きいたんだけど、
    あゆみ:アキラは ヤクザに しゃっきんして
    あゆみ:ずいぶん こまっていたらしいの。
    あゆみ:ところが・・・
    あゆみ:さいきん どういうわけか
    あゆみ:たまっていたしゃっきんを
    あゆみ:すべて へんさいしているのよ!

    マイク:!・・・・・

    あゆみ:それどころか アキラは なかまたちに
    あゆみ:じぶんは しょうらい あやしろしょうじの
    あゆみ:しゃちょうだと いってたんだって。
    あゆみ:キクさんが しぬ すこしまえのことよ・・・
    あゆみ:それと アキラをのせた くるまを
    あゆみ:うんてんしていた ひとのことについては
    あゆみ:それが だれだったのか わかんなかったの。
    あゆみ:ゴメンね。
    あゆみ:でも そのおとこのひとって いうのは
    あゆみ:40さいぜんごの しんしふうのだんせいで
    あゆみ:アキラと いっしょにいるのが とても
    あゆみ:ふしぜんだったそうよ。

  68. 推理する

    アキラは ぬすんだ こっとうひんを
    しょぶんした かねで、 しゃっきんを
    かえしたのだろうか?
    また、 おかしなことに・・・
    アキラはじぶんを みらいの しゃちょうだ
    などと ふれまわっていたという・・・
    そのアキラと いっしょにこうどうしている
    40さいぐらいの おとことはだれなのか?
    カンジごろしは ぬすみを みとがめられた
    アキラの とっさの はんこうだと
    けいさつは おもっているようだ。
    ・・・だが、 まてよ・・・
    カンジが ナイフで さされたとき すでに
    しんでいたとすれば、 このさつじんは
    けいかくてきなものだ ということになる!
    キクのしといい、 カンジごろしといい、
    これら いちれんのじけんは すべて
    だれかの つごうのいいように
    すすんでいるじゃないか!?

    あゆみ:あら? でんわだわ。 だれかしら?
    あゆみ:まいく くん! たいへん!!

    マイク:えっ?!


    善蔵:はまさま! たいへんです!
    善蔵:じろうさまが・・・ じろうさまが・・・!

    マイク:えっ? じろうさんが どうしたんです!?
    マイク:もしもし! ぜんぞうさん!


    あなたのこえは むなしく ひびいた・・・

    じけんは しつじ ぜんぞうの でんわで
    あらたな てんかいを むかえる!
    カンジは でんせつどおり よみがえった
    キクによって ころされたのか?
    それとも キクのいさんを ねらうものの
    はんこうなのだろうか?
    そして、 じこのために うしなわれた
    あなたの きおくは・・・・・・
    まちうける きょうふの なぞを、
    あなたは まだ なにもしらない・・・

    ファミコンたんていくらぶ こうへんに
    ごきたいください!

後編に続く