ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 会話集 後編
会話集
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7章

  1. 7章


  2. 場所移動 明神駅

    みょうじんえきです。

    あいかわらず むらびとたちが
    キクのことを あれこれ はなしている・・・

  3. 呼ぶ 辺りの人

    男A:みたんじゃ! わしは キクさんを
    男A:みてしもうた! ほんとうだで!

    男B:えっ?! わしも ゆんべ このめで
    男B:みた! ありゃ ぜったいに キクさんじゃ!

  4. 呼ぶ 辺りの人

    村人:はい わたしも あやしい ひとかげの
    村人:うわさは きいたことが ありますだ。

    べつの むらびとが こたえました。

    村人:うらやまで はたけしごとを しておる
    村人:わたしの いとこが あの くびつりが
    村人:あった まえのばんに ひとかげを みたと
    村人:いっておりましただ。

    マイク:?!・・・・・・

    村人:いとこでしたら きょうも はたけに
    村人:でていると おもいますだよ。

  5. 場所移動 裏山

    だれも いません。

  6. 調べる 辺り

    じろうのしたいは かたずけられ
    あたりは しずまりかえっている・・・

  7. 呼ぶ 辺りの人

    マイク:だれも いないようだ。
    マイク:よんでも むだだろう・・・

    村人:そうでもないぞ。 なんかようか?

    マイク:えっ?
    マイク:あなたは だれですか?

    村人:ただの とおりすがりだべ。
    村人:あんた このあいだ ここで くびつりが
    村人:あったのを しっとるか?

  8. 聞く 気づいた事

    村人:わしは あのまえのばんに ここで
    村人:ひとかげを みたぞい。

    マイク:?!・・・・・・

  9. 見せる 免許証

    マイク:このひとが ここで
    マイク:じさつ したんですけど・・・
    マイク:あなたが みかけたひとじゃ
    マイク:ありませんか?

    村人:すこし はなれとったし、 くらかったから
    村人:かおまでは わからなんだが
    村人:ひとかげは ふたりだった。
    村人:ひとりは よいつぶれていたのか、
    村人:もういっぽうのひとに よりかかるように
    村人:あるいとった。
    村人:いや あるいとった というより
    村人:どちらかと いえば ひきずられる という
    村人:かんじだったな。
    村人:そうか このひとがなあ きのどくに。
    村人:どりゃどりゃ・・・
    村人:あやしろ じろう・・・ なに!
    村人:しんだのは あやしろけのひと じゃと!
    村人:じゃあ わしの みたのは・・・
    村人:キ、 キクさんじゃ!!
    村人:あの ひとかげは キクさんが このひとを
    村人:ころして ここへ つれてくるところ
    村人:だったんじゃ!
    村人:え、 えらいもんを みちまっただ!!

    むらびとは あわてて
    にげていってしまった。
    しかし いったい なにを みかけたと
    いうんだろう?

  10. 場所移動 綾城家

    あやしろけの いまです。

    善蔵:はまさま
    善蔵:ごふじんが さっそく
    善蔵:はがきを とどけて くださいましたよ。
    善蔵:こちらです。 ごらんください。

  11. 調べる 葉書

    きれいなじで かかれた はがきだ。
    やさしい ぶんしょうは ユリの
    ひとがらを かたっているようだ。

  12. 調べる 葉書

    マイク:おっと、 じゅうしょを かくにん
    マイク:しておかなくちゃあ・・・
    マイク:やつかちょう 1ちょうめ・・・ やはり
    マイク:ユリは やつかちょうに すんでいたんだ。
    マイク:すぐに やつかちょうへ・・・ ん?
    マイク:でんしゃの じかんまで まだ
    マイク:だいぶあるな。

  13. 聞く 和人の事

    善蔵:もう 20ねんあまり おあいしては
    善蔵:おりません。
    善蔵:きっと りっぱな ほうりつかに
    善蔵:なられている ことでしょう・・・

  14. 聞く 神田の事

    善蔵;まえに おはなししたこと ぐらいで・・・
    善蔵:あっ、
    善蔵:おとしは かずとさまと
    善蔵:おなじくらいだと おもいますが・・・!
    善蔵:はまさま!
    善蔵:すでに かずとさまが ほうりつかに
    善蔵:なられているとすれば かんださまと
    善蔵:おしりあいでは ないでしょうか?
    善蔵:はまさま
    善蔵:くまだせんせいが もどられた ようですよ。
    善蔵:きゅうしんの ふだが はずれておりました。

  15. 場所移動 熊田医院

    くまだ いいんです。

    くまだせんせいが かえっていた。
    えらく しんこくなかおを している。

    マイク:せんせい。 どこへ いってたんですか?

    熊田:うむむむ・・・

  16. 聞く 二郎の事

    熊田:じつは あのあと ずうっと
    熊田:かんがえとったんぢゃが・・・
    熊田:たしかに じろうが じさつするのは
    熊田:ふしぜんぢゃと おもった わしは
    熊田:じろうの けんしを
    熊田:やりなおさせてくれと いいに
    熊田:けいさつびょういんへ いってきたんぢゃ。

    マイク:! で、 どうだったんです?

    熊田:けいさつは しぶしぶ りょうかい
    熊田:しおった。
    熊田:で、 いろいろやってみたが やはり
    熊田:なんにも でてこない。
    熊田:おもいすごし だったかと おもって
    熊田:あきらめかけた そのときぢゃ!
    熊田:じろうの からだのいちぶから わずかでは
    熊田:あるが セイサンはんのうが
    熊田:みとめられたんぢゃ!

    マイク:?!・・・・・・

  17. 聞く 青酸

    マイク:! じゃあ じろうは どくさつと
    マイク:いうことに・・・?!

    熊田:ところがぢゃ セイサンはんのうが あった
    熊田:ばしょが みぎての ひとさしゆびと
    熊田:なかゆびの あたりだけで ほかからは
    熊田:まったく でんかった。
    熊田:つまり ちょくせつ しぼうした
    熊田:げんいんとは いえないんぢゃ・・・

  18. 調べる どこ?

    マイク:せんせい? やたらに はりきって
    マイク:おられませんか?
    マイク:めが マジですよ。

    熊田:ふっふっふっ わかるかね。
    熊田:このじけんの なぞは わしがとく!
    熊田:ぢゃぢゃぢゃぢゃーん!
    熊田:めいたんていくまだ ここに
    熊田:たんじょうぢゃ!

  19. 見せる 葉書

    熊田:さすが ユリさん。 うつくしい もじぢゃ。
    熊田:そうか やつかちょうにのう・・・
    熊田:ほう ユリさんは とおやま というひとと
    熊田:けっこんしたんか・・・

    マイク:あっ、 そうか。 ユリは けっこんして
    マイク:みょうじが かわってたんだ。
    マイク:やつかちょう 1ちょうめ とおやま ユリ。
    マイク:これだけ わかれば じゅうぶんだ。

    熊田:おい! わしは いまから しんぶんしゃの
    熊田:しりょうしつに ゆくぞ!
    熊田:かこに おなじような じけんが
    熊田:あったかもしれんし、 いっしょにくるか?

    マイク:びょういんを ほったらかしといて
    マイク:いいんですか?
    マイク:ぼくは まず やつかちょうへ
    マイク:いってきます。

    熊田:ならば あとで くるがよい。
    熊田:いってくるぞ。 はんにん たいほは、
    熊田:じかんの もんだいぢゃ!

  20. 場所移動 八束町

    やつかちょうです。

    マイク:あれっ? 1ちょうめと いえば
    マイク:このあたり じゃないか。
    マイク:それらしい いえが みあたらないけど・・・

  21. 呼ぶ 年寄り

    年寄り:なんか ようですかいの。

    マイク:おばあさん こんにちわ。

    年寄り:おや? あんたは・・・
    年寄り:みたこと あるような・・・
    年寄り:さいきん ものわすれが ひどう
    年寄り:なりましてなあ。

    ほんとうに ものわすれが ひどいようだ。

  22. 聞く ユリの事

    マイク:とおやま ユリ というひとを
    マイク:ごぞんじですか?

    年寄り:とおやま ユリさんなら
    年寄り:よう しっとります。
    年寄り:ほんに きだてのいい うつくしいひと
    年寄り:でしたからのう。

  23. 見せる 写真ユリ

    マイク:その うつくしい ユリさんは
    マイク:このしゃしんの ひとですね。

    年寄り:そうそう このかたが とおやま ユリさん
    年寄り:ですわ。

  24. 聞く ユリの事

    年寄り:むかし このあたりに とおやま ユリさん
    年寄り:という うつくしいひとが おられましてな。
    年寄り:そらあ きだてのいい ひとでしたわ。

  25. 聞く ユリの事

    マイク:とおやま ユリさんは このあたりに
    マイク:すんでいたんですね?

    年寄り:そうです、 たしかに このあたりに
    年寄り:すんでおられましたわ。

  26. 見せる 葉書

    マイク:ところが このはがきの じゅうしょには
    マイク:とおやまという いえが みあたらないん
    マイク:ですけど。

    年寄り:それも そのはずじゃ、 17ねんほどまえ
    年寄り:かじで やけてしもうてのう。
    年寄り:そのかじで ユリさんは きのどくに・・・
    年寄り:しんでしまわれたんですわ。

    マイク:えっ なんだって!
    マイク:ユリは もうすでに しんでいたのか!

  27. 聞く ユリの事

    年寄り:ユリさんは ひっしの おもいで
    年寄り:あかんぼうを たすけだして
    年寄り:おおやけどを おったんじゃ。

    マイク:! ユリさんには こどもが いたんですか。
    マイク:?!・・・・・・

  28. 聞く 赤ん坊

    年寄り:そのこは ユリさんが せいぜん
    年寄り:したしく なさってた やまもと さわこ
    年寄り:という ひとに ひきとられたんですわ。

  29. 聞く 気づいた事

    年寄り:さいきん よう ひとが たずねて
    年寄り:こられますわ。
    年寄り:みなさん おなじようなことを きいて
    年寄り:ゆかれますなあ。
    年寄り:さっきも みなりの りっぱなかたに
    年寄り:やまもとさんの いえを きかれた
    年寄り:ところですわ。

    マイク:?!・・・・・・

    年寄り:やまもとさんの いえは 3ちょうめにある
    年寄り:アパートですわ。

  30. 場所移動 アパート

    おしえられた ばしょに アパートが
    あった。
    ここに ユリのこどもが いるのだろうか。

    マイク:ごめんください、

    おばさん:はい。・・・ どちらさまですか?

    おや? このひと どこかで あったこと
    あるような・・・

    マイク:たんていの はまと もうします。
    マイク:とおやま ユリさん というひとのことを
    マイク:おききしたいのですが・・・

  31. 聞く ユリの事

    おばさん:おなまえは きいたことが ありますが
    おばさん:ちょくせつの しりあいでは
    おばさん:ないんです・・・

    マイク:?!・・・・・・

  32. 聞く 火事

    おばさん:むかし とおやまさんという
    おばさん:おたくが ぜんしょう したそうです。
    おばさん:ユリさん というかたは おきのどく
    おばさん:でしたが、 あかんぼうは ひだりかたに
    おばさん:やけどを おっただけ だったそうです。

  33. 聞く 赤ん坊

    おばさん:そのあかんぼうを とうじ こじいんを
    おばさん:けいえいしていた わたしの ははの
    おばさん:さわこが ひきとって そだてたのです。
    おばさん:わたしは、
    おばさん:やまもと さわこの むすめの
    おばさん:もとこ と、 もうします。

  34. 聞く 佐和子の事

    おばさん:さわこは せんじつ なくなりました。
    おばさん:けいえいしていた こじいんを むりやり
    おばさん:たちのかされまして・・・
    おばさん:そのショックで ねこんでしまい・・・

  35. 聞く 赤ん坊

    おばさん:さわこは さいごまで その
    おばさん:こどものことを しんぱい していました。

  36. 聞く 赤ん坊

    おばさん:こみいった じじょうが ありまして
    おばさん:すてごだと いうことにして そだてていた
    おばさん:ようです。

  37. 聞く 事情

    おばさん:それは もうしあげられませんが、
    おばさん:そのこは あるひ なにかに
    おばさん:きづいたのか・・・
    おばさん:ははのもとを とびだしてしまって
    おばさん:それっきり だということです。

    マイク:ところで もとこさん、
    マイク:どこかで おめにかかったような
    マイク:きがするんですが・・・

    おばさん:はあ? はじめてだと おもいますよ。

    マイク:そうですか・・・
    マイク:どうも ありがとう ございました。
    マイク:しつれいします。

    おばさん:あら?
    おばさん:・・・いえ、 きをつけて・・・

    マイク:・・・・・・


    あゆみ:おかえりなさい。 まいく くん。
    あゆみ:なにか わかったの?

    マイク:・・・・・・

  38. 推理する

    マイク:セイサンはんのうが
    マイク:じろうの したいからでたものの
    マイク:しいんには むすびつかない・・・
    マイク:ユリは すでに しんでいた・・・
    マイク:そのこどもは ゆくえふめいで てがかりは
    マイク:ひだりかたの やけどのあとだけ・・・
    マイク:どうやって ちょうさを すれば
    マイク:いいんだ!

    あゆみ:ばかっ! まいく くんの よわむし!

    マイク:・・・・・・

    あゆみ:こんなときこそ がんばらなくっちゃ。
    あゆみ:ねっ!

    マイク:ごめん、 しんぱいかけて・・・
    マイク:がんばるよ!

    あゆみ:やったあ!!

  39. 思い出す

    マイク:あっ! しまった。
    マイク:くまだせんせいと やくそく してたんだ。
    マイク:いまから いってくるよ。

    あゆみ:きをつけてね!

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