ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 会話集 前編
会話集
1章】 【2章】 【3章】 【4章


3章

  1. 3章


    かなしいよるが あけました。
    ふたりはゆうべ、おじぞうさまに
    もらったきびだんごとこばんをもって
    おにとりでへと むかいました。


    やまのふもとまで やってきました。
    とおくに びょうぶいわがみえます。
    きっと あそこにおじいさんとおばあ
    さんのたましいがあるにちがいありま
    せん。
    あれ?ぼろぼろに こわれたいえが
    ありますよ。

  2. 見る 家

    おにがきたのでこわくなってにげた
    のでしょうか。だれもいません。
    かんぜんにこわれていて とてもすめ
    ません。まるたのやまです。

  3. 見る 丸太

    おおきいのやちいさいのがたくさん
    ちらばっています。まるたのかげ
    になにかあります。つづらのようですね

  4. 取る 丸太

    なにかにやくだつでしょうか。とり
    ました。

  5. 見る 家

    あれっ!とったまるたのしたに
    ばくだんがありましたよ!

  6. 開ける つづら

    あれ?ここはどうぐやさんのいえだっ
    たんですねえ。なかにはかなづちと
    へんなつつがありますよ。

  7. 見る 変な筒

    なんと、とおめがねです。いまでいう
    ぼうえんきょうですね。

  8. 人替える

  9. 取る 遠眼鏡

    なにかにやくだつでしょうか。とり
    ました。

  10. 移動 北

    ぜっぺきにつくられたみちです。
    あれ?あそこでくずれてます。よわりま
    したね、これじゃすすめません。

  11. 見る 崖

    とてもかたいいわです。

  12. 見る 崖

    よくみると いわはだに、こぶしが
    はいるくらいの おおきさのあながあい
    ています。なんでしょう。

  13. 人替える

  14. 使う 丸太

    ためしに さしこんでみました。
    おっ!ぴったりです。

  15. 移動 南

    ふもとまでおりてきました。

  16. 取る 金槌

    なにかにやくだつでしょうか。とり
    ました。

  17. 取る 爆弾

    なにかにやくだつでしょうか。とり
    ました。

  18. 移動 北

    もどってきました。

  19. 移動 北

    わかれみちにでました。

  20. 移動 右の道

    いわのかべがたちふさがっていて
    これいじょうすすめそうに
    ありません。

    ひかり「なんだかあついわねえ」

  21. 見る 崖

    ぜつぼうてきなぜっぺきです。

  22. 見る 崖

    のぼれそうなところをさがしてみまし
    たが だめでした。

  23. 見る 崖

    あれ?いわやまのかべに あたたかい
    ところがありますよ。

  24. 使う 金槌

    どこをたたきますか?



  25. こん!こん!

  26. 使う 金槌

    どこをたたきますか?



  27. がけのあたたかいぶぶんだけおとが
    ちがいますよ。こん!ずこっ!・・・・・・・・。
    しゅ〜っ!

    どんべ「うわあ〜っ!」

    ひかり「きゃあ〜っ!」

    なんと!おんせんがわきだしました。
    おんせんによくあるいおうというものの
    においがたちこめます。
    ゆげがそらたかくまいあがっていきます
    びっくりしたのでかなづちをなくして
    しまいました。

  28. 移動 戻る

    わかれみちにでました。

  29. 移動 左の道

    めもくらむようなたに・・・・・・・・。
    ゆだんしないように・・・・・・・・。よけいなこと
    をすると おちますよ。

  30. 移動 登る

  31. 移動 登る

  32. 見る 道

    あしもとにいおうのたまがおちて
    いました。

  33. 取る 硫黄玉

    どんべ「もうけ もらっとこ
        うわ〜おならくさ〜い」

  34. 移動 登る

    つりばしのむこうにとりでがみえ
    ます

  35. 渡す 硫黄玉

    どんべ「これやる」

    ひかり「うわ〜!すごいにおい」

  36. 人替える

  37. 見る 砦

    がんじょうそうなとりでです。

  38. 見る 砦

    こうしてみてみると、あのとりでも
    あしもとは あんがいよわそうです。

  39. 使う 遠眼鏡

    おや?なんだか、とりでがさわがしい
    です。どうやらあのおんせんのほうに
    いくみたいです

    ひかり「そうか!おには、におい
        がきらいなのよ。きっと おんせんを
        ふさぎにいったのね」

  40. 話す どんべ

    どんべ「とりでのあし、こわす」

    ひかり「おにもいないし
        やるならいまね。
        じゃ、わたしは なかへはいって
        どうたくをとってくるわね。うまく
        とってでてきたら、とりでをこわして
        くれる?」

    どんべ「わかった」

  41. 移動 砦

    とりでのいりぐちです。たにへおりる
    かいだんがあります。

  42. 移動 進む

    ひかり「それっ!」

    どんべ「んがっ!」

    どんべとひかりはふたてに
    わかれました。


    とりでのなかです。おには一ぴきも
    いません・・・・・・・・。
    なんかへんですねえ・・・・・・・・。
    どうもだれかがいるけはいがしてなり
    ません。

  43. 使う 遠眼鏡

    まどからそとをのぞいてみました。

    天狗「お〜っ、なんだそりゃ?お〜っ」

    ひかり「きゃあ〜っ!」

    ひかりはだれもいないとおもって
    いたので びっくりしてしまいました。

  44. 話す 天狗

    ひかり「な・・・・・・・・なによ・・・・あなた、
        だれ?」

    天狗「お〜っ、わしはてんぐじゃ。
       おにがでてったからしのびこんで
       きたんだ!お〜っ」

  45. 話す 天狗

    ひかり「わたし・・・・・・・・あやしいもの
        じゃないのよ・・・・・・・・」

    天狗「お〜っ、へんなつつなんだ?」

    とおめがねのことをいっているようです

  46. 話す 天狗

    ひかり「とおめがねといって
        とおくのものを おおきくして
        みるものなの」

    天狗「お〜っ!お〜っ!おおきくなる
       のか!お〜っ!くれっ!くれっ!」

  47. 話す 天狗

    ひかり「どうたくのあるばしょを
        おしえてくれたらあげてもいいわよ」

    天狗「お〜っ、おにがおこるから
       やだ、お〜っ。おくのへやにあるなんて
       いえないよ、お〜っ」

  48. 渡す 遠眼鏡

    ひかり「やくそくだからあげるわ
        はいっ!」

    天狗「お〜っ、なんでくれるんだ?
       お〜っ、おまえへんなやつだなあ」

    よろこんだてんぐは へんなふくろを
    だしてきました。

    天狗「かくれみののはいだ、お〜っ
       すがたをけすことができるんだ、お〜っ
       このあいだまちがってもやしてしまった
       かなし〜っ、はいになってしまったから
       すこしやる、お〜っ!
       おっおっ!こまったな、お〜っ へんな
       じいさんからかっぱらったふくろと
       くべつがつかなくなった、お〜っ。
       おまえ、どっちがいいか?」

    どちらにしますか?



  49. 天狗「お〜っ、こっちがいいかあ
       ほれっ」

    てんぐは はいをからだに
    ふりかけてくれました。
    ぱらぱらっ
    すがたがきえました。

  50. 移動 奥へ進む

    げげっ!おにですよ。いのこりぐみも
    いたんですね。あっ!おくにどうたくが
    みえます。

  51. 取る 銅鐸

    ひかり「よいしょ!」

    とりました。もちにくいのではしれ
    ません。
    どうたくがふわふわとんでいくのに
    おにがきづきました。
    やばい!ちかづいてきました。

  52. 使う 硫黄玉

    ひかり「えいっ!」

    ひかりは おにめがけて
    いおうだまをなげつけました。
    ぼんっ!いおうだまがはれつしました。
    おにが いおうのにおいで
    ひるみました。

  53. 移動 逃げる

    やったあ!このすきにひかりは
    いちもくさんににげだしました。

    ひかり「いいわよ〜っ!
        はやくしないと、おにがくるわよっ!」


    さあいそぎましょう。

  54. 使う 爆弾

    どんべ「いけえっ!」

    ばくだんをおきました。

  55. 移動 逃げる

    それ!だっしゅつだ!
    とりでがくずれていきます。
    だいせいこうです。
    どうたくを うばわれたことをしって
    かえってきた おにたちとともに
    とりでが くずれていきます。

    ひかり「おじいさん!
        おばあさん!」

    ひかりはどうたくを くまなく
    しらべました。しかし どうたくは
    からっぽでした。

    天狗「お〜っ、すごいことをする
       こどもだなあ」

    どんべ「なんだおまえだれだ!」

    天狗「お〜っ、わしはてんぐじゃ
       さっきもこのせりふいったな。お〜っ」

    ひかり「これは どういうこと
        なの?どうたくは からよ」

    天狗「お〜っ、やつらは たましいを
       それですいとって おにがしまへ
       おくってるみたいだったぞ〜」

    どんべ「おにがしまあ〜っ!」

    ひかり「じゃあおじいさんと
        おばあさんも そこへ」

    天狗「お〜っ、たぶんそうだな〜」

    ひかり「おにがしまってどこに
        あるの?」

    天狗「お〜っ、にしのほうにあるって
       きいたことがあるぞ、お〜っ」

    なんと、おにがしまへいかなければ
    ならなくなりました。

    どんべ「これどうする?」

    ひかり「どうたくをこのままに
        しておくわけにはいかないわねえ」

    天狗「お〜っ、おまえたちきにいった
       から わしがなんとかしてやる」

    てんぐは どうたくをもってとんで
    いきました。

    どんべ「お〜っ、お〜っ、」

    ひかり「またあ す〜ぐまねする
        じゃあ いこうか」

    どんべ「ん」

    ふたりは おにがしまへと たびだち
    ました。

NEXT