- 1章
- 捜査に行く 事務所
洋子:おかえりなさい、せんせい。
洋子:くまのけいじが いらっしゃってますよ
熊野:じんぐうじくん。しんじゅくの
熊野:ちゅうおうこうえんで みつかった
熊野:こうさつしたいの みもとは
熊野:たかだももこと いうところまで
熊野:わかったんだが・・・ ・・・。
熊野:ホシの けんとうが かいもく つかめんのだ。
熊野:すこし ちえを かしてくれよ
- 聞き込み 熊野 桃子の事
熊野:たかだももこ。21さい。しんじゅくの
熊野:バー・イーストの にんきホステス。この
熊野:じけんの ひがいしゃだ。
熊野:かのじょの したいは、こうえんの しばふを
熊野:はがした つちの うえに すてられていた。
熊野:しいんは ひものようなものによる こうさつ。
熊野:しぼうすいていじこくは、12にちの 23じ
熊野:から、13にちの 0じ30ぷんまでの あいだ。
熊野:はっけんされたのは 6じ30ぷんごろだ。
熊野:みもとを しめすものが なかったので、
熊野:みもとの はんめいに てまどったが、ゆうじんの
熊野:おおつかけいこ からの そうさくねがいの
熊野:とくちょうと いっちするので かくにん
熊野:してもらい、ひがいしゃが ももこに ちがいない
熊野:ことが わかったんだ
- 聞き込み 熊野 恵子の事
熊野:おおつかけいこ。24さい。ももこの
熊野:ゆうじんで、おなじ バー・イーストの
熊野:ホステスだ。
熊野:12にちの よる ももこに
熊野:「そうだんが あるので、わたしの マンションに
熊野:あした きてほしい」と、たのまれている。
熊野:やくそくどおり、13にちの あさ9じに
熊野:ももこのへやへ いったが、ももこは おらず、
熊野:みせにも すがたを あらわさなかった。
熊野:そこで、しんぱいになった けいこは、14かの
熊野:あさに なって、けいさつに とどけたと
熊野:いうわけさ
- 捜査に行く バー・イースト
バー・イーストに やってきました。
けいこが いました。
- 聞き込み 恵子 気づいた事
恵子:そういえば、ももちゃんは さいきん
恵子:かしわぎさんが おみせに こないって しんぱい
恵子:していたわ
- 聞き込み 恵子 柏木の事
恵子:しんじゅくに いくつも とちを
恵子:もっている ひとで、ももこちゃんを きにいって
恵子:とっても しんせつに してくれてたの。
恵子:ももちゃんの ほうも、まるで おとうさんの
恵子:ようだって、ずいぶん したってたみたい。
恵子:かしわぎさんの かいしゃなら、
恵子:こうせいねんきんかいかんの ちかくの ビルに
恵子:あるわよ
- 聞き込み 辺りの人 桃子の事
辺りの人:ここだけの はなしだけど、てんちょうの
辺りの人:よよぎさんは、ももこに かなり しゃっきんが
辺りの人:あったらしいぜ
- 呼ぶ 代々木
よよぎが やってきました。
- 聞き込み 代々木 代々木の事 アリバイ
代々木:12にちは みせを はやく
代々木:でて、しりあいの ところに いったよ。だれと
代々木:あおうと かってじゃないか!
- 聞き込み 代々木 桃子の事
代々木:ももこのことは あんまり くわしく
代々木:しらないよ。
代々木:いそがしいんだから、かえって
代々木:くれませんか!
- 捜査に行く 柏木の部屋
かしわぎの じむしょです。
へやの なかは がらんとしています。
じょせいが ひとり いるだけで、かしわぎらしい
じんぶつは みあたりません。
町子:わたしは かしわぎしゃちょうの
町子:ひしょで、はなのぞまちこ といいます。
町子:どちらさまですか? えっ、たんていさん?
- 聞き込み 町子 柏木の事
町子:しゃちょうは、12にちの よるに
町子:ガンが あっかして、おなくなりに
町子:なりました。
町子:しゃちょうの ひしょだった わたしは、この
町子:じむしょの せいりを しているところです
町子:しゃちょうは かなりの しさんかでしたが、
町子:かぞくが いないので、その ざいさんは、
町子:べんごしが かんり しています
- 聞き込み 町子 桃子の事
町子:ももこさん? このあいだ こうえんで
町子:したいで みつかった かたですか? さあ、
町子:しりませんわ
- 聞き込み 町子 恵子の事
町子:けいこさん? バー・イースト? さあ、
町子:しりませんわ
- 聞き込み 町子 町子の事 アリバイ
町子:12にちは あさから しゃちょうが
町子:にゅういんしていた びょういんで、しゃちょうの
町子:かんびょうを していました。
町子:そのあと、しんじゅくの ホテルK.Oに
町子:とまりました
- 聞き込み 町子 町子の事 住所
町子:きちじょうじの マンションです
- 取る 写真 町子
町子:なにを なさるんですか、いきなり!
- 捜査に行く 淀橋署
よどばししょ です。
- 呼ぶ 熊野
くまのが やってきました。
- 聞き込み 熊野 桃子の事
熊野:ああ、ももこのへやは たちいりきんしに
熊野:してあるんだ。かたくそうさで こんなものが
熊野:あったよ。きみに わたしておこう
それは ももこのしゃしんだった。じんぐうじは
それを しょうこひんとして かりた。
- 聞き込み 熊野 代々木の事
熊野:そのことで、きみに はなしが
熊野:あるんだ。じつは、われわれの そうさで、
熊野:よよぎが ふうりんごうぞうという やくざの
熊野:おやぶんに 500まんもの たいきんを
熊野:かりていることが わかったので、じじょうを
熊野:きこうと よよぎに しゅっとうを めいじたら
熊野:ゆくえを くらませて しまったんだ・・・ ・・・。
熊野:えっ? なんだって! よよぎは ももこからも
熊野:かねを かりていたのか!
熊野:よおーしこれで わかった! はんにんは
熊野:よよぎはじめだ。よよぎは ももこに かりた
熊野:かねを かえすことが おしくなり、ももこを
熊野:ころしたんだ! さっそく よよぎを じゅうよう
熊野:さんこうにんとして、てはいしよう!
洋子:いったい だれが ころしたのかしら?
- 捜査に行く 明治組
めいじぐみに やってきました。
- 聞き込み 辺りの人 豪造の事
辺りの人:これは じんぐうじさん。おやぶんなら へやに
辺りの人:いますぜ
- 捜査に行く 中に入る
ごうぞうのへや です。
- 聞き込み 豪造 代々木の事
豪造:やつは おれに 500まんの
豪造:しゃっきんを していたが、このまえ そのうちの
豪造:300まんを もってきたんだ。
豪造:ところが のこりを りしを つけて
豪造:12にちの よるに かえすと いうんで、
豪造:まってたんだが、きやしねえ。
豪造:それいらい すがたを みせねえんで、
豪造:さがしているんだ。
- 捜査に行く 他に行く バー・イースト
バー・イーストに やってきました。
けいこが いました。
- 聞き込み 恵子 町子の事
恵子:はなぞのまちこ・・・ ・・・ああ、かしわぎさんの
恵子:ひしょね。おもいだした。いつだったか、
恵子:かしわぎさんの ようじで おみせに
恵子:きたことが あって、すこし のんでかえった
恵子:はずよ。たしか、そのときは わたしと ももちゃんが
恵子:いたと おもうわ
- 聞き込み 恵子 柏木の事
恵子:えっ? かしわぎさんが なくなった!
恵子:なんてことなの。
恵子:とっても いいひとで、ももちゃんも ずいぶん
恵子:しんせつに してもらってたのに・・・。
恵子:ももちゃんが いつか、じぶんの おかあさんの
恵子:はなしを したら、それから すごく やさしく
恵子:なって、まるでじぶんの ほんとうの
恵子:おとうさんみたいだって、いつも
恵子:いってたのに・・・
- 捜査に行く ホテルK.O
しんじゅくの ホテルK.Oの フロントです。
京:いらっしゃいませ。とうホテルの
京:フロントマン きょうたまお と、もうします
- 聞き込み 京 町子の事
京:はなぞのまちこさま、ですか?
京:しょうしょう おまちください。きろくを
京:しらべて まいります
京:おまたせしました。はなぞのまちこさまは
京:たしかに、12にちの 22じから よくじつの
京:10じまで おとまりに なっています。
京:おくるまで おいでになって、ここの
京:ちかちゅうしゃじょうを おつかいになりました
- 捜査に行く 他に行く 明治組
めいじぐみに やってきました。
- 聞き込み 辺りの人 柏木の事
辺りの人:ああ、このあいだ しんだ かねもちの
辺りの人:ひとか。なんでも むかし、うちの おやぶんと
辺りの人:しりあいだったとか・・・ ・・・
- 聞き込み 辺りの人 豪造の事
辺りの人:これは じんぐうじさん。おやぶんなら へやに
辺りの人:いますぜ
- 捜査に行く 中に入る
ごうぞうのへや です。
- 聞き込み 豪造 柏木の事
豪造:たしかに、かしわぎさんとは ふるい
豪造:つきあいだ。
豪造:しかし、かたぎの ひとなので
豪造:めだつ つきあいは していなかった。
豪造:むかし、おれの せいで、かしわぎさんが
豪造:つきあってたおんなが ゆくえしれずに
豪造:なってしまったんだ。
豪造:そのとき、おんなの おなかにいた こどもが
豪造:うまれていれば、もう20すぎかな・・・ ・・・
- 聞き込み 豪造 町子の事
豪造:かしわぎさんは みよりが ないので、
豪造:なんどか、びょういんへ みまいに いったが、
豪造:ひしょの はなぞのなんか、ろくに みまいにも
豪造:きてやしない。はくじょうな やつだ。
豪造:かしわぎさんの こどものはなしは
豪造:はなぞのの めぎつねも しっていたかも・・・ ・・・。
- 聞き込み 豪造 気づいた事
豪造:かしわぎさんが しぬ すこしまえに、
豪造:その こどもらしいひとを みつけて、みもとを
豪造:しらべさせて いたらしい。
豪造:ところが、どういうわけか、よよぎのやつも
豪造:そのことを しってるらしいんだ
- タバコ吸う
じんぐうじは タバコに ひを つけた。
そのとき、あるかんがえが じんぐうじの
あたまを よぎった
神宮寺:おかしい。ごうぞうは よよぎのことを
神宮寺:さがしていると いいながら、
神宮寺:それほど あせっているようすも ない・・・ ・・・。
神宮寺:ひょっとしたら ごうぞうは、よよぎの
神宮寺:いばしょを しっているのかも・・・ ・・・
- 聞き込み 豪造 代々木の事
豪造:よよぎの ことを ききたいのか。
豪造:あいつには 300まんも かしていたんだ
神宮寺:おかしいぞ! たしか さいしょ
神宮寺:あんたは よよぎに かしたかねを 500まんと
神宮寺:いったはずだ!
豪造:さ、さあ・・・ ・・・。そんなことを
豪造:いったおぼえは ないぞ!
- 脅す 豪造
豪造:ま、まて!わかった。はくじょう
豪造:するから やめてくれ!。
豪造:たしかに、よよぎに かしたかねは 300まん
豪造:だけだ
神宮寺:まだ、なにか かくしているな!
豪造:もうしわけない。じつは よよぎは
豪造:もう つかまえて あるんだ。
豪造:12にちの よるに かしわぎさんの
豪造:びょういんへ いったんだが、そこへ よよぎが
豪造:あらわれたんだ
豪造:おれをみて、びっくりしたのか、よよぎは
豪造:にげだしちまった。
豪造:なんで よよぎが くるのかと
豪造:かしわぎさんに きくと、れいの
豪造:こどもというのが みつかったと いうんだ。
豪造:そして、それが バー・イーストの
豪造:ももこだと 言うんだ。おまけに そのことを
豪造:よよぎが しっているらしい。
豪造:よよぎは そのことを ねたにして、
豪造:かしわぎさんに かねを せびろうと していた
豪造:らしいんだ。
豪造:ところが、そのあと かしわぎさんの
豪造:ようだいが きゅうへんして しんでしまった。
豪造:そのうち、れいの こうえんで みつかった
豪造:したいが ももこだと わかったんで
豪造:また びっくりだ。
豪造:そこで、にげようとしていた
豪造:よよぎを とっつかまえてきたんだ。
豪造:まちこ? ああ、あの めぎつねか。
豪造:12にちは さっさと かえって
豪造:びょういんには いやしなかったよ
熊野:いやあ、じんぐうじくん、ありがとう。
熊野:おい、よよぎ! こんどこそ ほんとうのことを
熊野:はくじょう するんだ!
代々木:た、たしかに おれは ももこに かねを
代々木:かりました。でも、ももこをころしたのは
代々木:おれじゃありません!
- 聞き込み 代々木 代々木の事 アリバイ
代々木:12にちの よるは かしわぎさんの
代々木:にゅういんしていた びょういんへ いきました。
代々木:それは、ごうぞうおやぶんも しっています。
- 聞き込み 代々木 柏木の事
代々木:いぜん、かしわぎさんが みせに
代々木:きたとき、しつこく ももこのことをお きくので、
代々木:おかしいとおもい、いろいろと きいてみると、
代々木:かしわぎさんが むかし つきあっていた
代々木:じょせいとの あいだに できたこどもが
代々木:ももこらしいんです。
代々木:かしわぎさんは、もし ももこが じぶんの
代々木:ほんとうの こどもだったら、
代々木:ざいさんを のこそうと かんがえていたらしく
代々木:だれか、ひとを つかって ももこのことを
代々木:しらべさせていると いってました。
- 聞き込み 代々木 桃子の事
代々木:かしわぎさんの こどもが、ももこらしい
代々木:というので、ももこに ははおやの ことなどを
代々木:いろいろと きくと、どうも ほんとうらしい。
代々木:そこで、そのことを かしわぎさんに おしえに
代々木:びょういんへ いきました。
代々木:ところが、よくじつ かしわぎさんが
代々木:しんだことが わかり、そのうえ ももこも
代々木:みせに でてこない・・・ ・・・。
代々木:そのうち、こうえんで ころされたのが
代々木:ももこだとわかり、ももこには かねを かりて
代々木:いるし、アリバイも はっきりできない。
代々木:おまけに、たんていの せんせいや、さつの
代々木:だんなが さがしていると しり、へんに
代々木:うたがわれたくなかったので、
代々木:すがたを かくそうと しているところを
代々木:めいじぐみの こぶんに みつかって、
代々木:つかまったと いうわけです。
- 聞き込み 代々木 豪造の事
代々木:ももこと かしわぎさんの ことで、
代々木:ごうぞうおやぶんに みょうに うたがわれて
代々木:つかまったと いうわけです。
代々木:それにしても ごうぞうおやぶんと
代々木:かしわぎさんが したしかったとは
代々木:しらなかった・・・ ・・・
熊野:じんぐうじくん、どうやら ももこごろしの
熊野:どうきらしい ものがみえてきたね
神宮寺:ああ。やっぱり よよぎと
神宮寺:ごうぞうは ホシじゃないよ
したいはっけんげんば です。
熊野:ここが ももこの したいが はっけん
熊野:された げんばだ。だいいち はっけんしゃの
熊野:かんりにん、おおくぼさんに はなしを きこう
- 聞き込み 大久保 桃子の事
大久保:わたしが したいを みつけたのは、
大久保:13にちの あさ6じの みまわりの ときです。
大久保:12にちの よる 24じ30ぷんの ときには
大久保:そこに したいは ありませんでした。12にちは
大久保:ごごから あめが ふっていて ひとけは
大久保:ほとんど なかったとおもいます。
大久保:それから、いまは はりかえて
大久保:ありますが、あのひ したいの あった ばしょは
大久保:しばふが はりかえの ために はがされていて
大久保:つちが でていました。したいは そのうえに
大久保:あったわけです。また、あめは みまわりの
大久保:すこしまえに やんでいました
- 聞き込み 熊野 桃子の事
熊野:かんしきの しらべでは、しめった
熊野:つちの うえに はんにんらしい あしあとは
熊野:ひとつも なく、
熊野:どうやって あそこに したいを
熊野:おいたのかも わからんのだ。
- 聞き込み 洋子 桃子の事
洋子:くまのさんの おはなしだと、したいは
洋子:まるで いたずらっこがほうりなげた
洋子:にんぎょうのような かっこうで おかれて
洋子:いたのね。ひょっとして、ここから あそこまで
洋子:なげとばしたのかしら?
熊野:そりゃ、むりだ! どんな ちからもち
熊野:でも、しばふのところから したいのあったところ
熊野:までは なげられるきょりじゃ ないよ
- 捜査に行く 他に行く 事務所
洋子:おかえりなさい、せんせい。そうさは
洋子:すすんでいますか?
- 捜査やめる
きょうの そうさは おわった・・・ ・・・
ゲームを つづけますか?
- はい
洋子:おかえりなさい、せんせい。そうさは
洋子:すすんでいますか?
- 捜査やめる
きょうの そうさは おわった・・・ ・・・
ゲームを つづけますか?
- はい
洋子:おかえりなさい、せんせい。そうさは
洋子:すすんでいますか?
- 捜査やめる
きょうの そうさは おわった・・・ ・・・
ゲームを つづけますか?
- はい
洋子:おかえりなさい、せんせい。そうさは
洋子:すすんでいますか?
□ NEXT □ |
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