AKIRA 会話集
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会話データ1】 【会話データ2


会話データ2

  1. 進む

    テロリスト「このさきに ちゅうおう はいせんこうが
    テロリスト「あるはずだ・・・
    テロリスト「それを つかえば ちかまで ちょっこう
    テロリスト「できるぜ。」

    リュウ「いかん! はっけんされたぞ!!」

    テロリスト「F・P・Hだ!!」

    テロリスト「しまざきィー!」

    テロリストの ひとりが やられた!

  2. 取る

    オレは しんだ テロリストの じゅうを とりあげた。

  3. F・P・Hを7体倒す

    金田「アレッ! タマが なくなっちゃった。」

    金田「くるぞォ!」

  4. かわす

    バシャッ!
    オレは よこっとびで かわし、 はいすいこうの
    かべを よじのぼった。

  5. 飛びつく

    金田「とりゃあーっ!」

    オレは F・P・Hに とびついた。

    金田「うわぁ。」

    ケイ「きゃあーっ。」

    けど オレは F・P・Hの ひきがねに
    さわってしまった。
    バルカンほうが ドロに うちこまれていった。
    F・P・Hの おさえが きかず、 オレは
    ドロしぶきのなかを うごきまわった。
    オレは さんざんなめに あって、 ようやく
    F・P・Hにのりこんだ。

    ケイ「きゃあ!」

    金田「ケイ! こっちだ、 はやく のれ!」

    オレは アーミーの F・P・Hを うばい、 ケイを
    のせて、 ラボのなかを にげまわっていた。

    金田「よーし、 だんだん わかってきたぞォ。」

    ケイ「きゃあーっ、 アーミーよ!」

    金田「まかしとけっつーの。」

  6. アーミーを1体倒す

    無線「ピーッ ガガーッ ガガッ。
    無線「たいさに じゅうかきの しようきょかを
    無線「・・・ガガーッ。」

    いつのまにか むせんきのスイッチを いれてしまって
    いたようだ。

  7. アーミーを2体倒す

    無線「なにかの まちがいでは ないか、
    無線「あのしょうねんは どうみても ラボに
    無線「にゅういんちゅうの かんじゃだ・・・」

    金田「テツオは どこだァー!」

    ケイ「だまって! ボリュームを あげて。」

    無線「ガガーッ そのものは びょうしつを
    無線「ぬけだした シマ テツオ という
    無線「ジッケンタイ である。
    無線「ベビールームへ むかっていると
    無線「おもわれる・・・ガーッ。」

    金田「テツオがァ?!」

  8. アーミーを2体倒す

    無線「ガーッ ひじょうに きけんな
    無線「じょうたいだ、 いかせてはならん!
    無線「くりかえす、 ぜったいに いかせては
    無線「ならん!」

    キヨコ「はんにゅうようの エレベーターがあるの。
    キヨコ「それで ちか8かいまで いけるわ。」

    オレたちは とうとう ちか8かいまで やってきたぜ。

    ケイ「・・・このつきあたりに ベビールームが
    ケイ「あるわ。」

    金田「えっ?」

    ケイ「そこへ いって!」

    金田「Aルーム?」

    ケイ「なに してるの、
    ケイ「それが ベビールームよ!」

    金田「えっ? あっ、うわーっ とまらないー。」

    ケイ「ブレーキ!! ブレーキ わかんないの
    ケイ「あんたァ!」

    金田「オレ きょう めんきょしょう
    金田「もってねーんだよー!」

    ケイ「バカーッ!」

    金田「うわァーッ!」

    ケイ「きゃあーっ!!」

    金田「どけどけどけっつったらあーっ!」

    ケイ「バカーッ!」

    金田「うわァーッ!」

    ケイ「きゃあーっ!!」

    ガッシャーン!! ボンッ!

    金田「いってーっ。」

    Aルームのなかに あった きにあたって、
    F・P・Hは ばくはつしてしまい、 オレとケイは
    ゆかになげだされた。
    そこに いたのは しわだらけのガキと
    アーミーのタコ、 それに・・・ テツオだった。
    ベビールームのなかは まるで じしんにでも
    あったようだったぜ。

    金田「おいおい、 オレのせいかァ?!」

  9. 見る (テツオ)

    テツオ「かねだ?
    テツオ「・・・なんで こんなところに・・・?」

  10. 話す テツオ

    金田「テツオォ だいじょうぶかァ。
    金田「たすけに きたぞォ!」

    テツオ「・・・・・・」

    金田「はやく しろよ、 バカッ!」

    テツオ「いいんだよ かねだァ、 オレは もう
    テツオ「おまえに たすけて もらわなくっても
    テツオ「いいんだよ・・・ これからは オレが
    テツオ「おまえを たすけてやる・・・ そんときは
    テツオ「いいな、 カネちゃんよォ。」

    金田「なんだとォ! てめえ だれにむかって
    金田「くち きいてんだァ。」

    テツオ「へっ・・・ くちの ききかたが
    テツオ「きにいらねェか・・・ あたまに きたか?
    テツオ「ならどうする、 おい! かねだァ。
    テツオ「どうすンだよォーッ!!」

    金田「うわっ うわぁーっ!」

    バッシッーン!!

    金田「・・・・・・」

    かねだしょうねんは きぜつ してしまいました・・・

    ケイ「かねだくん・・・」

    テツオ「あっはっはっはっ はっはっはっ・・・」

    キヨコ「もう やめて・・・ これいじょう
    キヨコ「ひとを きずつけないで・・・」

    テツオ「アキラってのは どこにいる!」

    キヨコ「それは・・・」

    テツオ「オリンピックかいじょう・・・
    テツオ「ちかしせつゥ?!」

    キヨコ「ちがうわ! アキラくんは!
    キヨコ「あ、 まってェ! きゃあ!」

    テツオ「うわァー ああーっ。
    テツオ「あっはっはっはっ はっはっはっ・・・」

    テツオは ベビールームの てんじょうを はかいして、
    とびたった。
    テツオのこえだけが ひびいてきた。

    テツオ「なんだ こりゃあ、 これも
    テツオ「オレのちからなのかーっ!!」

    キヨコ「とんだワ・・・
    キヨコ「そんなちからまで あるなんて・・・」

    大佐「あのたんきかんに ここまでの ちからを!
    大佐「なんということだ・・・
    大佐「だれか おらんのかあ!
    大佐「さがせ! テツオを さがすんだァ!
    大佐「にしだ、 オリンピックけんせつげんばに
    大佐「むかっているぞ!
    大佐「すべての かんせんに けんもんを ひけ、
    大佐「かならず とらえるんだ、 いいなァ!
    大佐「そいつは ブチこんでおけ!」

    金田「ん?
    金田「どうやら ラボの かんきんしつのようだ。
    金田「ケイは どこだ?」

  11. 呼ぶ

    ケイ「きがついたのね。 きぶんは?」

    金田「さいていだぜ。」

  12. 聞く アーミーの事

    金田「アーミーも アキラってやつを
    金田「さがしてて・・・」

    ケイ「アーミーは アキラを おそれてるわ。
    ケイ「ちからを ふうじこめようと してるみたいよ。」

  13. 聞く ゲリラの事

    ケイ「けっきょく アンタは
    ケイ「あしでまといに なっただけじゃない!」

    金田「・・・・・・」

  14. 聞く ゲリラの事

    ケイ「わたしたちは ねづさまが せいふを
    ケイ「たおすための きりふだとして
    ケイ「アキラを おっているのよ・・・」

  15. 聞く テツオの事

    金田「アキラのとこへ いったァ・・・?」

    ケイ「そう いってたわ、あのこが・・・」

  16. 聞く アキラの事

    ケイ「リュウが いってたわ、
    ケイ「アキラって ぜったいのエネルギー
    ケイ「なんだって・・・
    ケイ「にんげんってさァ、いっしょうのあいだに
    ケイ「いろんなことを するでしょう。
    ケイ「はっけんしたり、つくったり、
    ケイ「そんなちしきとか エネルギーって、
    ケイ「どこから くるのかしら?
    ケイ「さるみたいなもの だったでしょう、
    ケイ「にんげんって。
    ケイ「そのまえは はちゅうるいや さかな、
    ケイ「その もっとまえは プランクトンや
    ケイ「アメーバとか・・・ そんなせいぶつの
    ケイ「なかにも すごいエネルギーが あるって
    ケイ「ことでしょう?!」

    金田「そりゃあ いでんしのせいだな・・・」

    ケイ「そのもっとまえの、 みずや くうきにも
    ケイ「いでんしは あるのかしら・・・
    ケイ「うちゅうのチリだって そうでしょう。
    ケイ「もしあるとしたら、 どんなきおくを
    ケイ「ひめているのかしら。 うちゅうの
    ケイ「はじまりの、 そのもっとまえの・・・
    ケイ「だれでも そんなきおくを もっているの
    ケイ「かもしれないわね・・・
    ケイ「もし なにかのまちがいで じゅんばんが
    ケイ「くるって、 そんなアメーバみたいな
    ケイ「ものが にんげんみたいな ちからを
    ケイ「もつことに なったら・・・」

    金田「それが アキラってわけか?」

    ケイ「アメーバは いえやはしを つくっては
    ケイ「くれないわ・・・ じぶんのまわりの
    ケイ「エサを くいつくすだけ・・・」

    金田「テツオのことか? そんなエネルギーを
    金田「もったってのか?!」

  17. 考える

    ベビールームを はかいしたのは すべて
    テツオのちからなのか?!
    テツオよりさきに アキラってやつを
    みつけないと やばいぜ!!

    ケイ「むかし そのちからを コントロール
    ケイ「しようとした ひとたちが いたの・・・
    ケイ「せいふのようせいを うけてね・・・」

    ケイが ふいに へんなこえで はなしはじめた。

    ケイ「それが しっぱいして、 あの とうきょう
    ケイ「はかいが おこったの・・・
    ケイ「あのちからは わたしたちには まだ・・・」

    金田「あっ とびらが!」

  18. 逃げる

    オレとケイは ラボから だっしゅつした。

    ラボを だっそうした オレとケイは はるきやに
    むかった。
    けど、 はるきやのろじで であったのは かいだった。
    かいは なにかに おびえていた・・
    オレたちは かいと ていぼうに やってきた。

    甲斐「かねだァ・・・」

    金田「なにィ、 やまがたがァーっ。」

    甲斐「オレは やまがたと はるきやに いった。
    甲斐「そんで みつけたんだ、
    甲斐「グチャグチャに こわされた みせのなかで
    甲斐「てんちょうが しんでて・・・
    甲斐「ガラクタのうえで
    甲斐「テツオのやつが わらってやがるのを。
    甲斐「みたときから へんなかんじ だったんだ。
    甲斐「びょういんのはくいみてェの きてるしよォ。
    甲斐「やまがたも、 ほんとうに おまえは
    甲斐「テツオかって きいたんだ。
    甲斐「テツオは あいかわらず わらってた。
    甲斐「でも、 テツオが かねだのバイクを
    甲斐「どうでもいいや・・・と いったとき
    甲斐「だった。
    甲斐「てめェ・・・!と やまがたが さけんで
    甲斐「ガラクタを のぼっていった。
    甲斐「テツオのかみのけが さかだってった・・・
    甲斐「テツオは なんか わけのわかんない
    甲斐「ちからで やまがたを しめつけた。
    甲斐「やまがたは くるしそうに うめいて
    甲斐「あたまを おさえた・・・
    甲斐「そのあと やまがたが・・・」

    金田「ずっと いっしょだったんだ。
    金田「あいつのことなら なんでも しっている
    金田「・・・ ドジで いつも みんなに
    金田「なかされてた・・・」

    甲斐「そうだ・・・ おまえのバイクは
    甲斐「どこかって きいてたぜ。」

    金田「オレのバイク・・・?
    金田「・・・かい、 やまがたのバイクを
    金田「とってきてくれないか。」

    オレは かいが とってきた やまがたのバイクに
    またがった。

    甲斐「どうするんだ?」

    金田「こいつを とどけてやるのさ・・・」

    金田「ばかやろうーっ!」

    甲斐「かねだァーっ!」

    金田「だいじょうぶだ。 テツオのやつを
    金田「たたきのめすまでは くたばるわけには
    金田「いかねェ・・・」

    オレが とびおりて、 もどりかけたときだ。

    ケイ「あ あなた・・・ きゃあーっ。」

    金田「ケイッ どうしたァーッ!」

    ていぼうのしたから ケイのさけびごえが
    きこえた。
    オレは ていぼうのむこうがわを のぞいた。

  19. 見る

    金田「おまえ・・・ あのよるの・・・」

  20. 調べる

    ガキは すいめんを うかびながら ケイに
    ちかづいていった。

  21. 駆け寄る

    オレは かけよろうとしたが からだが どうしても
    うごかない。

  22. 駆け寄る

    金田「まてェ! ケェイッ!」

    甲斐「きえたァ。」

  23. 駆け寄る

    キヨコ「アキラのちからは だれのなかにも
    キヨコ「そんざいするワ・・・」

    金田「ムッ! だれだァ。
    金田「テツオを かえたのも おまえのしわざ
    金田「だなァ!」

    オレが しゃめんを かけおりようとしたとき ふいに
    こえが きこえてきた。

    キヨコ「でも そのちからが めざめたとき・・・
    キヨコ「たとえ そのじゅんびが できていなくても
    キヨコ「そのひとは つかいかたを せんたく
    キヨコ「しなくてはならないの・・・ そして、
    キヨコ「あのひとは せんたくした・・・
    キヨコ「テツオくんは わたしたちの いちばん
    キヨコ「あたらしいなかま・・・
    キヨコ「あのひとの していることは わたしたちの
    キヨコ「せきにんでも あるの・・・」

    金田「じゃあ! なんのために ケイを
    金田「つれていく!」

    キヨコ「わたしたちの てつだいを してもらうワ。」

    金田「ケイを もどせェ!
    金田「テツオは オレたちのなかまだ!
    金田「やつを しまつすんのは オレたちだァ!
    金田「おーい、 チクショウ!!」

  24. 考える

    くそォ テツオのやつ、 どこへ いきやがったァ!
    ガキどもより はやく みつけないと・・・

  25. 考える

    やまがたの ふくしゅうせんだぜ。 まってろよォ、
    おまえが きにかけていた オレのバイクで・・・

  26. 場所移動 町

    オレは でんきやのまえを とおりかかった。
    モニターは アーミーのヘリと テレビのレポーターを
    うつしだしていたぜ。

    レポーター「いま このネオとうきょうでは
    レポーター「なにが おこっているのでしょうか?
    レポーター「ごらんのえいぞうは
    レポーター「せんしゃによる かさいのもようです。
    レポーター「そして・・・ このしょうねんは いったい
    レポーター「なにものでしょうか?
    レポーター「たったひとりで クーデターぐんと
    レポーター「たたかっているので ありましょうか?
    レポーター「みなさま ただいま ぐんより きょうこう
    レポーター「ちゃくりくせよ、との ふとうめいれいが
    レポーター「われわれにむけて はっせられたのです。
    レポーター「ほうどうのじゆうが いま
    レポーター「ふみにじられようと しています!」

    「はしだ、 はしに むかったぞォ。」

    「ぐんたいも でてるぞ。」

    「はしのむこうは オリンピックかいじょう
    よていちだぞォ。」

    やじうまたちは くちぐちに はなすと、 ゾロゾロと
    あるきだした。

  27. 場所移動 学校

    オレは がっこうの バイクおきばに やってきたぜ。

    甲斐「ほんとうに ひとりで いくのかよォ。」

    金田「ほしがってんだろォ・・・ こいつを・・・」

    甲斐「しょうしゅう かけたほうが いいぜ。
    甲斐「おいっ、 かねだァ。
    甲斐「かねだァーっ!」

  28. 場所移動 予定地

    オレは オリンピックかいじょう よていちに
    むかった。

    オレは こうそくどうろで テツオに やられた
    アーミーのせんしゃの ざんがいを みつけた。

  29. 止まる

    オレは バイクをとめて、 あたりを みた。

  30. 調べる (レーザービーム)

    ハンドタイプの レーザービームだ。

    金田「こいつで テツオのやつ、
    金田「ぶちのめしてやる!」

    オレは レーザービームを わきにかかえ、 バイクの
    パワースイッチをいれた。
    オレは オリンピックかいじょう よていちに
    むかった

    オリンピックかいじょう よていちのよこの アーミーの
    ひみつきち。
    いま えたいのしれない きょだいなカプセルが
    すがたを あらわしていた。
    そして そのきょだいな れいとうカプセルの うえでは
    テツオと ケイが たいけつしていた。

    テツオ「おまえは かねだと いっしょにいた・・・」

    ケイ「やがては じぶんで そのちからを
    ケイ「おさえられなくなる・・・」

    テツオ「うわァー ああーっ。」

    れいきが ふきあげるなかで ふたりは しょうげきはを
    とばした!
    しょうげきはが スパークした。
    しょうげきはを うけて たおれたのは
    ケイだった。
    からだから オーラを はっしながら らっか
    していく ケイ。
    やがて れいきの ふんしゅつが おさまったカプセルに
    しょうげきはを うけたためか、 きれつが はしった。
    カプセルの ざんがいが みえてきた。
    そこには ちゅうしんきゅうが ころがっていた。

    テツオ「われろォ!!」

    テツオの しょうげきはによって ちゅうしんきゅうの
    なかから サンプルケースが でてきた。

    テツオ「なんだ、 これは?」

    大佐「それが アキラだ・・・
    大佐「おまえの あいたがっていた アキラだ!」

    スタジアムわきに とめられた そうこうしれいしゃから
    かくせいきを つかった たいさのこえが
    ながれてきた。

    大佐「かこの ちょうぜつてきな めざめのあと
    大佐「そのからだは ありとあらゆる ぎじゅつで
    大佐「ちょうさじっけんを うけた。
    大佐「そして・・・ そのなれのはての すがたが
    大佐「それだ。
    大佐「とうじの かがくしゃは そのなぞを
    大佐「とくことが できず、 あつめたデータと
    大佐「じっけんサンプルを こうせいに
    大佐「たくすため、 れいとうカプセルに ほぞん
    大佐「することに したのだ。
    大佐「アキラは すでに しんでいたのだ。
    大佐「どうだ、 きがすんだか テツオ!
    大佐「さァ いっしょに かえるんだ!」

    テツオ「うるせェ!
    テツオ「りかのじかんじゃ ねェんだよ!」

    オレは ガレキのやまを のぼっていった。
    そして テツオを みつけた。

    テツオ「ホウ・・・」

    金田「どうしたよ もめごとか。」

    テツオ「ああ・・・ でももう すんだんだ。
    テツオ「もうすこし はやけりゃ みれたのにな。」

    金田「オレは また しんぱいしちまったぜ・・・
    金田「ベソかいて ないてんじゃネェかと
    金田「おもってよォ。」

    テツオ「かねだァ・・・ おめえが めざわり
    テツオ「だったんだよォ。 ガキのころから なにを
    テツオ「するのも おまえが さしずしやがる。
    テツオ「いつも こどもあつかいだ。 どこにでも
    テツオ「でてきて ボスづらしやがる。」

    金田「おまえも ボスに なったんだろォ。
    金田「このガレキのやまでよォ!」

    テツオ「かねだァ!」

    金田「さんを つけろよ、 デコすけやろうォ!」

    テツオ「しィねェェ・・・・・・」

    テツオのかみのけが さかだってきた。
    テツオは しょうげきはを とばすつもりだ!

  31. 使う (レーザーを5発外して、バッテリー切れにする)

    オレは レーザーのねらいをつけた。

    レーザーが はずれた!

    オレは レーザーを うったが テツオまで
    とどかなかった・・・

    金田「あれ? バッテリーが?!」

    テツオ「どうしたァ かねだァ・・・」

    金田「ちくしょう! きたねェぞ テツオォ!
    金田「すでで しょうぶしろォ!」

    テツオ「こりゃ いいや・・・
    テツオ「かねだァ・・・ くやしいってのが
    テツオ「どんなきもちか わかったかよ・・・
    テツオ「ん? なんだァ このひかりは?」

    テツオのまわりが かがやきはじめ、 しだいに つよく
    ひかっていった。

    金田「あーっ?」

    テツオ「うわァー ああーっ。」

    それは、 たいさのめいれいで、 テツオめがけて
    はっしゃされた SOLのビームだった。

    金田「うわーっ やめろーっ!」

    オレは あわてて、 にげだした。
    まわりのガレキが ふっとんでた。
    テツオは ガレキのやまごと ふきあげられた。
    そして、 テツオが たちあがったとき みぎうでは
    ビームに せつだんされていた。

    テツオ「うわァー ああーっ。」

    金田「うおーっ テェーツーォーッ。」

    オレは いわを もちあげて テツオに
    なげつけようとした。

    金田「あっ!」

    また ひかりが あつまってきていた。
    めのまえが いっしゅん まっしろになった。
    めをあけたとき くうちゅうを ガレキが
    ただよっていた。
    テツオが バリヤーをはって、 ビームを ふせいでいた。

    テツオ「くそう・・・」

    金田「なんだァ。」

    テツオは ジャンプすると、 そのまま そらへ
    とんでいってしまった。
    テツオは SOLを はかいしに、 むかったのだった。

    金田「うわァ。」

    バリヤーが とめていた ガレキが ふってきた。

    金田「うわァー。」

    オレは ガレキのあいだを はしりぬけた。
    ドッドーン! ドッカーン!
    しかし いつのまにか ガレキが ビームに
    かわっていた。
    ビームは めちゃくちゃに ガレキのやまを
    ちょくげきしていた。
    もうそこまで ビームは せまってきていた。

    金田「たすけてェ ケイちゃーん!」

  32. 見る

    ケイをのせた かいのバイクが オレのまえに
    やってきた。

  33. 叫ぶ

    金田「かい! ケイ!」

    かいとケイは オレに きづいた。

    ケイ「かねだくーん。」

    甲斐「のれェ!」

    金田「のれって・・・ どこにィ。」

    ケイ「あーっ はやくゥ。」

    金田「ええい もォ。」

    ケイ「バカーッ!」

    金田「うわァーッ!」

    ケイ「きゃあーっ!!」

    シュウウウ・・・
    ビームは オレたちを かすめ、 きえていった・・・
    ゆうやけのそらに ながれぼしが きらめいていた。

    アーミー「SOLだそうです・・・」

    大佐「あのテツオが SOLを・・・
    大佐「ここまでの パワーを みにつけたと
    大佐「いうのかァ」

    タカシ「テツオくんのちからが ピークに
    タカシ「たっしたとき・・・」

    マサル「そのときだね・・・ でも
    マサル「うまくいくかなァ・・・」

    キヨコ「みらいは いちほうこうだけに
    キヨコ「すすんでいる わけじゃあないわ・・・
    キヨコ「わたしたちにも えらべる みらいが
    キヨコ「あるはずよ。」

    こうそくどうろの しようされていない りょうきんじょ
    ちかくで ひといき ついていた。
    とっくに よるに なってしまっていた・・・

  34. 考える

    テツオのやつ、まだ あのガレキのやまで
    ボスを きどってやがるはずだぜ・・・

  35. 覗く レーザー

    金田「くそっ このレーザービーム
    金田「かんじんなときに きれやがってよォ。」

  36. 聞く 甲斐 バイクの事

    甲斐「おい かねだ、 バイクで レーザーの
    甲斐「バッテリーの じゅうでんが できるんじゃ
    甲斐「ねえのかァ。」

  37. 聞く 甲斐 バイクの事

    甲斐「かねだ、 じゅうでんなら まかしとけよ。
    甲斐「・・・うわァ。
    甲斐「ちきしょう! やっちまった!」

    金田「バッテリー バッテリー。」

    甲斐「オレのバイクがー、 もえちまうーっ。」

    金田「なんでェ バイクのひとつや ふたつよお。」

    甲斐「なにーっ なら、 じぶんのバイクで
    甲斐「やったら いいだろォ。」

    金田「あっ きこえてた・・・」

    甲斐「きこえてるよォー。」

    金田「あ、 ホラ、 バイク まだ
    金田「もえてるって・・・」

    甲斐「ワァ・・・・・・」

    金田「ハッハッハッ・・・」

  38. 覗く ケイ

    それまで オレたちのことを じっと みていた ケイが
    くちをひらいた。

    ケイ「これ、 もってってよ・・・」

    ケイは オレに かがみを わたした。
    そいつは よるなのに かがやいてみえた。

    オレは もういちど オリンピックかいじょう
    よていちに むかった。
    ガッガガガガ・・・
    オレは レーザービームを もちあげながら ガレキの
    スタジアムを はしった。
    そして オレは ついに テツオを みつけた!
    テツオのみぎうでから のびた ぶきみなかたまりが
    アーミーのタコやろうを おそっていた。
    オレは タコやろうに まきついている かたまりを
    レーザーで うちぬいた。

    金田「テツオー!」

    テツオ「か、 かねだァ?!」

    オレは また レーザービームを かまえた。

    金田「テツオ、 じょうぶつ させてやるからな!」

  39. 考える

    そうだ・・・ ケイから わたされた かがみが
    あったはずだ。

  40. 見る

    金田「テツオのやつ ボスきどりも
    金田「おしまいだぜ。」

  41. 見る

    みぎうでに みょうなものを はやしてやがる。
    さっき アーミーの タコやろうに
    まきついていたやつだぜ。
    みぎうでは せつだんされたんじゃ なかたっけ?
    ・・・うまく ねらえねェか?

  42. 投げる 左

    オレは テツオのよこへ かがみを なげた。

  43. 撃つ (鏡)

    オレは レーザーのねらいを つけた。

    キュキーン!
    レーザーが かがみにあたって はんしゃした。
    レーザーが テツオのみぎうでに ヒットした!

    テツオ「うわァー ああーっ。」

    しかし テツオは たおれた はんどうで
    とびあがった。
    テツオは くうちゅうに ていししたあと きゅうこうか
    してきた。
    オレは フルアクセルで バックして
    ガレキのやまを のぼった。
    テツオは オレが いたあたりを からだごと
    ちょくげきした。
    スタジアムのゆかが めくれあがった。
    オレは ガレキのとちゅうで ブレーキを かけた。
    オレは 2はつめを きめようと、 レーザーを
    かたに おいた。

    テツオ「うわあーっ、ハアーッ ハアーッ
    テツオ「ハアーッ ハアーッ ハアーッ。
    テツオ「うーう、 おーっ。」

    しかし テツオは きゅうに たおれると
    もがきはじめた。
    レーザーが ヒットした みぎうでのあたりが
    いように ふくらんでいた。

    テツオ「うわァー ああーっ。」

    テツオは ばけものに へんけいしようと していた。
    ついに テツオは ぼうちょうする エネルギーを
    おさえきれなくなったのだった。
    きんにくが いように もりあがり、 ひふを
    つきやぶっていた。
    テツオのぜんしんが ぶきみな にくのかたまりに
    なろうと していた。

    テツオ「かねだァ・・・ たっ たすけて・・・
    テツオ「くれ・・・・・・」

    金田「テツオ、どうしたァー!」

  44. 見る

    ばけものに かわってしまったテツオは くるしそうに
    うめいていた。

    テツオ「おーン おーン。」

    テツオは かおだけが にんげんの、 にくのかたまり
    だった。

    テツオ「ホギャーッ!」

    ドロドロの にくのかたまりが さけびごえを
    あげていた。

    金田「やめろーッ うわーっ。」

    にくのかたまりから  しょくしが のびてきた。
    オレは しょくしに つかまり とりこまれてしまった。
    オレは かたまりのなかで テツオの うめきごえを
    きいた。

    テツオ「からだが・・・ いうことを・・・
    テツオ「ちからが かってに・・・」

    金田「テツオー!」

    テツオ「かねだァーッ にげろォーっ。」

    金田「くっそう・・・」

    テツオ「うわーっ ホギャーッ。」

    にくのかたまりが ひろがる スタジアムのはしに
    キヨコ、 マサル、 タカシが すわっていた。
    3にんのまえには サンプルケースが おかれていた。
    サンプルケースに ひびがはいり、 なかから
    ヨウスイが ふきこぼれてきた。
    やがて ゆかにながれた ヨウスイが ふっとうし、
    ひかりはじめた。

    マサル「やあ・・・ アキラくん・・・」

    ひかりは アキラのぜんしんから はっせられていた。
    そして ひかりは ますます ひろがり、 3にんを
    つつみはじめた。

    テツオ「か、 かねだァ?!」

    金田「テツオー!」

    テツオは ひかりに のみこまれかけていた。
    オレは テツオにむかって かけだした。
    しかし オレのてを ガキが つかんだ。

    タカシ「いっちゃ、 だめだ!
    タカシ「いま いったら、 でられなくなるよ。」

  45. 話す

    オレは ガキのてを ふりはなし、 ひかりにむかって
    はしった。

    金田「うわーっ やめろーっ!」

    オレが ひかりに のみこまれかけたとき、 さっきの
    ガキが はしってくるのが みえた。

    タカシ「あのひとは かんけいないんだ!」

    ガキは ひかりのなかに とびこんだ。

    マサル「タカシィーッ。」

    キヨコ「タカシくーん。」

    マサル「・・・なかに はいったら、 もう
    マサル「ぼくらのちからじゃ でてこれないよ。」

    キヨコ「でも・・・ 3にんでやれば、
    キヨコ「あのひとだけでも・・・」

    マサル「そうだね・・・ 3にんなら・・・」

    ひかりは スタジアムまでも おおいつくした。
    やがて ひかりは ビルを はかいしながら、
    きゅうしがいを しんしょく しはじめていった。
    ひかりは きょだいな ひかりのたまと なった。
    きゅうしがいの ほとんどが ひかりに のまれた・・・

    こうそくどうろの りょうきんじょに かいとケイは
    いた。
    かれらは きゅうしがいで さらに かくだいしていく
    きょだいなひかりを ながめていた。

    甲斐「ヤバイぜー にげたほうが いいぜ、
    甲斐「おい。」

    ケイ「かねだくん・・・ かねだくーん。」

    ひかりは うなりをあげて、 きゅうしがいを
    しんしょく していった。
    ビルは すべて のみこまれ、 ガレキ、 カンバン、
    アーミーのそうこうしゃなどが すいこまれ、
    ふきあげられていた。
    きゅうしがいが ひかりに おおいつくされた。

    オレは ひかりのなかを ただよっていた。
    ・・・オレのめのまえに いろんな かこのできごとが
    うかんできた。

    金田「だから おまえのは つっこみが
    金田「たりねェンだよ。」

    山形「コーナーは しぬきで いくんだよ
    山形「いいか、 みてろ・・・」

    甲斐「なんだよ、 それ。」

    山形「コーナリングだよ。」

    金田「ははは・・・ なァ テツオ・・・」

    「みろよ、 また きたぜ。」

    「てんにゅうせいか。」

    「すてられたんだよ。」

    「ふこうが かおに でてるぜ。」

    金田「これは・・・ おまえの ゆめなのか。
    金田「テツオーっ。」

    テツオ「ヒック ヒック・・・」

    金田「あたらしく はいってきたやつには いつも
    金田「ああなんだ。 きょう きたんだろォ。
    金田「オレも やられたけど・・・ でも
    金田「ほんとは よわいんだぜ、 あいつ・・・」

    テツオ「ボクは・・・ テツオ・・・
    テツオ「シマ テツオ・・・」

    金田「へへっ じつはさ、 オレも
    金田「きたばっかなんだ。 なまえは・・・」

    ・・・とつぜん ガキどものすがたが うかんできた。
    ガキどもは けんきゅうしつみたいなへやで
    あそんでいた。
    ガキどもの むこうに みなれないガキが いた。
    そいつは わらっていた。

    金田「これが アキラァ・・・?」

    キヨコ「そう・・・ わたしたちが よんだの・・・
    キヨコ「テツオくんを つれてってもらうために。」

    金田「つれてくゥーっ。 ・・・どこへ?」

    タカシ「テツオくんには むりだったのさ・・・
    タカシ「もちろん ぼくらにも・・・
    タカシ「アキラくんにも・・・」

    マサル「いまの ぼくたちには おおきすぎたんだ。」

    キヨコ「でも いつかは わたしたちにも・・・」

    マサル「もう はじまっているからね・・・」

    キヨコ「あなたのともだちの・・・」

    金田「オレの・・・ ケイッ! ケイのことだな。」

    ケイ「かねだくーん。」

    ケイのこえが きこえてきた・・・

    金田「ケイ・・・」

    オレの めのまえの くうかんが ゆがみはじめていた。

    金田「うわーっ ケエエーイ!」

    マサル「キヨコー タカシー。」

    タカシ「キヨコー マサルー。」

    キヨコ「タカシくーん マサルくーん。」

    きょだいなひかりのたまは ネオとうきょうのうえに
    しゅつげんした。
    やがて ひかりの ちょうじょうが あんこくに
    なった。
    それは ブラックホールに にていた。
    ひかりのたまは あんこくぶぶんに かんぜんに
    ぬりかえられた。
    そのちゅうしんに むかって くもが ながれていた。
    あんこくのきゅうが ネオとうきょうの ビルぐんを
    おおい、 くずしていった。
    ネオとうきょうの ちゅうしんに きょだいな
    クレーターが うかびあがった。
    あんこくのきゅうは ネオとうきょうを おおいつくし、
    うみにまで ひろがった。
    ネオとうきょうの ビルがいに かいすいが
    ながれこんできた。
    ビルは つぎつぎと たおれ、 かいすいに
    のみこまれていった。

    ようやく あさになり、 ながれる くものあいだから
    ひかりがさしこんできた。
    かいすいが ひきはじめた。
    スタジアムから みた ネオとうきょうは しずけさに
    つつまれていた・・・
    ちいさくなった ひかりのたまが きえいりそうに
    なりながら おりてきた・・・
    きがついたとき、 オレは スタジアムの
    ガレキのやまのうえに いた。
    オレのめのまえに ちいさくなった ひかりのたまが
    あった。
    オレは きえてしまいそうな ひかりのたまを おもわず
    にぎりしめていた。

    金田「テツオ・・・・・・」

    ケイ「かねだくん・・・」

    金田「ありがとう・・・ よんでくれただろォ、
    金田「きこえたぜ・・・」

    オレは ゆっくりと ふりかえり、 ケイを みつめた。

    ケイ「テツオくんは・・・」

    金田「いっちまった・・・ あの3にんも・・・
    金田「アキラも・・・」

    ケイ「かねだくん・・・ あなた、 さっき・・・」

    甲斐「あーっ かねだァーっ いきてたかァー。
    甲斐「うーっ オレは てっきり おまえも
    甲斐「あんなかでェー ん? テツオは?
    甲斐「テツオは どうした しんだのか?」

    金田「どうかなァ・・・ きっと・・・ あっ!」

    サッと くもがながれ、 オレたちに ひがさした。
    オレたちは ずっと ひかりを みつめていた・・・
    そして オレたちは バイクにのり、 ネオとうきょうを
    めざして はしった。
    くずれかけた ネオとうきょうの ビルぐんにも
    いっぱいに ひかりが ふりそそいでいた。

    ・・・まっしろなくうかんに ひかりが はしり、
    やがて ゲンシが たんじょうした。
    ゲンシは・・・
    せいちょうし、 ガスじょうのものと なった。
    ついには うちゅうが あらわれ・・・
    セイウンと・・・
    ホシボシが うまれていった・・・

    テツオ「ぼくは・・・ テツオ・・・」

  46. スタッフロール

    DIRECTED、 WRITTEN BY

    KATSUHIRO OHTOMO


    PRODUCTION MANAGER

    TILT KATO


    SUPERVISING EDITOR

    KOHKI 375


    ASSISTANT DIRECTOR

    YUKIE−CHAN


    SPECIAL EFFECTS

    SPACE PATROL SHIGEMA


    ART DIRECTOR

    SHIN BUNJIN


    DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY

    KOMOCHI−OHKAMI


    MUSIC SUPERVISOR

    TOSHIKO KAWANISHI


    COSTUME DESIGNER

    COMPUTER−ATOM


    MAKE−UP SUPERVISOR

    YOCCHAN


    SPECIAL THANKS

    KOHDAN−SYA
    YOUNG MAGAZINE
    MR、 HYODO
    MR、 MIZUO AND MR、 YURI


    AKIRA
    D・N・A
    REINCARNATION
□ END □